喜楽館とは
喜楽館誕生物語
2014年夏、当時の上方落語協会会長が「神戸あたりにも上方落語の定席を」と発言された内容の新聞記事を見た商店街の若手が1通の手紙を送ったことが、神戸新開地・喜楽館の実現の最初の第一歩です。
その手紙には、かつては演芸があちらこちらで盛んだったこと、「東の浅草、西の新開地」と謳われ神戸随一の歓楽街であったこと、現在でも新開地寄席や兵庫区民寄席などが人気であることなど、新開地での寄席の復活を切望する想いがつづられていました。
手紙を受けとった上方落語協会のみなさまは即座に新開地を訪れ、まちの様子や実現に向けての可能性について確かめられました。そして、検討のための会合が始まりましたが、協議は重ねるものの様々な問題点が見え始め、一度は断念せざるを得ない状況となりました。が、止めることはいつでもできることと、一縷の望みを残すことにしました。
その後、新開地と上方落語協会の双方の熱意に、兵庫県、神戸市が協力する意向を示し、4者により検討が再開され、演芸場の建設計画をとりまとめました。2016年の夏、上方落語協会員のみなさんが新開地の建設地を視察し、その秋には臨時総会を開催され、(仮称)神戸新開地演芸場事業の推進を可決されました。
そして、2017年3月13日(月)上方落語協会、兵庫県、神戸市、新開地まちづくりNPOの4者が、神戸のまちの活性化と伝統芸能の振興を共に願い協定を締結し、新開地にて(仮称)神戸新開地演芸場事業の実現にむけて取り組んでいく趣旨の記者発表を行い、この様子は多数のメディアに取り上げられました。そして、5月に入ると国の助成制度の申請を行うとともに寄付集めの準備、設計作業に着手しました。
演芸場の名称は1,000通を超えるご応募の中から、上方落語の殿堂である天満天神繁昌亭は「和」のイメージとすると、新開地では気軽に楽しめて神戸らしい「洋」のイメージにつながる、かつて神戸市民に愛された聚楽館の「館」が使われている「神戸新開地・喜楽館」を選び命名しました。
果たして、兵庫県、神戸市の支援と国の補助制度の採が決定し、2017年8月16日(水)、新開地6丁目BIGMANゲート下にて桂文枝会長、井戸敏三知事、久元喜造市長、高四代理事長が名称を発表、新開地2丁目建設地にて起工式を行い、また正式に市民への寄付の呼びかけも始めました。
神戸新開地・喜楽館は、昼は上方落語の定席、夜は上方落語はもちろん、東西落語、講談、浪曲などの演芸のほか音楽、ダンスなど、幅広く楽しむことのできる演芸場として、7月11日(水)開館いたします。
神戸市の1名所として、皆様から気軽に喜んで楽しんでいただきたいと関係者一同思っております。
喜楽館応援団(特別名誉顧問)の
ご紹介
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湊川神社 宮司
垣田宗彦さん喜楽館を建てる前から、地鎮祭などで湊川神社にはたいへんお世話になっています。湊川神社の境内にはかつて「喜楽座」という劇場があり、とても賑やかだったそうです。「かつて新開地は神戸の中心でした。これを機に、また発展してほしいですね。そのための協力は惜しみませんよ!」と心強いお言葉を頂戴しました。
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和田興産株式会社
専務取締役 和田剛直さん学生時代によく新開地の古本屋に行っていました。昔はよく東の浅草、西の新開地と言われましたね。もう一度そうなればいいですね。神戸の魅力が増えてほしいです。生でエンターテインメントを楽しむ機会をくれてありがとうございます。
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日本ケミカルシューズ工業組合
理事長 新井康夫さん昔よく新開地に遊びに行っていました。かつて「ええとこええとこ聚楽館」というフレーズがありましたが、「次は『ええとこええとこ喜楽館』かな。たくさんの方が喜楽館に来られて、活気が出ますように。
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園田学園女子大学
名誉教授 田辺眞人さん私のおしゃべりの原点は神戸松竹座でした。昔の芸人さんが懐かしいですね。(喜楽館でぜひ田辺さんのお話を聞く会も企画したいものです!)
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長田神社
宮司 脇延秀さん昔、神戸松竹座があったころ、出番の合間をぬって芸人さんが長田神社に寄って下さることがありました。機会があれば、喜楽館を使ってイベントもしてみたいですね。昔のにぎやかさが戻ってくるのを楽しみにしております。
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宇宙物理学者
池内了さん私は姫路の出身、桂米朝さんと同じ高校を出ました。若い時から演芸、ことに落語が好きで、特に米朝さんや桂枝雀さんの落語をよく聴きに行きました。今の住まいは京都ですが、神戸に新たに落語の定席ができるのをとても楽しみにしています。
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ラジオパーソナリティー
谷五郎さんラジオ関西の番組で紹介しますから、是非宣伝にきてください!
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生田神社
宮司 日置春文さん神戸は、昔は三宮よりも新開地の方が栄えてました。喜楽館ができることで、またにぎやかになることをお祈りしてます。
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神戸市立中央図書館
館長 笹井徹さん喜楽館の開館おめでとうございます。神戸にまた一つ名物が生まれましたね。笑いの文化が新開地で再び花開くのは、とても喜ばしいですね。皆さまの楽しい笑顔がこぼれることをお祈りしてます。
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シネマコミュニケーター
森川みどりさん新開地は映画発祥の地ですよね。そんなエンターテインメントの聖地に落語の定席ができるのはすごく楽しみです。新開地発展の起爆剤になるといいですね。笑いが絶えない街になりますように。
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須磨寺
貫主 小池弘三さん須磨寺で開催されている落語会も今年の6月で35周年を迎えます。この度、神戸にまた落語中心の演芸場ができるのは誠に喜ばしいことですね。
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ラジオパーソナリティ
小山乃里子さんありきたりの言葉だけれど、「笑う門には福来たる!!」人間、元気の素は笑うこと。あのなつかしい場所に、また笑いの殿堂が帰ってきた。「喜楽館」、みなさんどうぞ足をお運びください。
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株式会社聖文館
若松塾会長 井沢督二さん実は桂三ノ助君は、若松塾の出身です。喜楽館ができたら、三ノ助くんの落語をきく機会も増えるなあ。
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タレント
原田伸郎さんこんなのもらっていいんですか!?文枝師匠からこんな任命状をいただけるなんて!(原田さんは何を隠そう、落研の出身です)
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タレント
羽川英樹さん仕事の関係でよく新開地には行ってまして、居酒屋・八喜為(はきだめ)さんにもよく行きます。「鉄道漫談」をしますので、喜楽館の舞台に呼んでください!
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株式会社フェリシモ
代表取締役社長 矢崎和彦さん以前、ふらっと新開地の演芸場に立ち寄ったこともありましたよ。日ごろから笑 顔ってとても重要だと思っているので、笑顔が広がる場所が神戸にできることはとても楽しみですね。
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株式会社ファミリア
代表取締役 岡崎忠彦さん言わずと知れた神戸の老舗企業。喜楽館もファミリアさんを見習い、息の長い運営をしていきたいです!
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ミュージシャン
ばんばひろふみさん露の吉次さんと一緒にラジオ関西さんで番組してますが、喜楽館を話題にしてますよ。特別顧問に任命されましたし、これからもどんどん紹介させてもらいます!